プレシャスな思いを反映し
輝くコンセプトをジュエリーで表現する
私はジュエリーデザイナーである前にアートを生み出す人でありたい。
宝石をデザインするジュエリーデザイナーは私の天職です。
ただ「ジュエリー(宝石)」に重きを置くか「デザイナー(創造者)」に重きを置くかで、仕事のスタイルは大きく変わります。
私は石の価値ではなく、その素材を使って何を伝え表現するのかが大事だと、ジュエリーデザイナーを志した時からこの想いを貫いてきました。
しかし、業界の流れとしてはデザインよりも「石の価格」を尊重する傾向が強く常に違和感を感じているのも事実です。
ブルートパーズを使った斬新なデザインの作品をお客さまがとても気に入ったとしても、それよりも「高価なアクアマリン」を使ったベーシックなジュエリーを薦められてしまうと、言う状況です。
お客さまは「石の値段」ではなく、石を含めたデザイン作品としてそのジュエリーをご所望されていたので、気持ちの行き違いから溝が生まれます。
ジュエリーを付けるとは、そこに「コレを付ける」と言う意思があり、その意思は自己表現の発露であり、尊重されるべきものです。
高価な石を身に付ける自己顕示欲が全面に出た作品よりも、それを付けるお客さまの想いや感性に寄り添い、その方らしさを伝えられるジュエリーを創り続けたいと考えます。
コンセプトをジュエリーに託すからこそ、そこにアートが生まれ感動が広がります。
私が創り出すジュエリーは、石の価値だけで買われる作品ではありません。
付ける方の生き方や気持ちを反映し、その方に一番似合うもの、必要とされているものをお薦めしています。
デザイナーとしての醍醐味は「石の値段」ではなく、あくまで表現であり、それは言葉を変えれば現代アートで言うところの「コンセプト」の有無に関わってきます。
コンセプトとは「概念」であり、「意味付けられたもの」を指します。わかりやすく言うと「考え方」でありそれは創り手の想い・・・クリエイティビティやインスピレーションでもあります。
現在アートの1つの領域である「コンセプチュアル アート」をジュエリーデザインの現場でも志向し「コンセプトのあるジュエリー」を展開し創り続けます。
石の価値やフォルムだけに執着するのではなく、そのジュエリーにどんなメッセージを込めるか?がテーマです。
アートでありながら、ジュエリーとしてのクォリティを追求した作品をこれからも精力的に創作し、コンセプチュアルジュエリーの可能性を追求していきます。
オーダーメイドの作品の写真軍
オーダーメイドジュエリー作制の流れ
オーダーメイドジュエリーはお客様のご予算に合わせ、素材の大きさやクォリティを決め、何点かの裸石から選んで頂きます。
お客様のイメージを丁寧にヒアリングしたのち、使用する素材を決定しデザイン画を数点描きます。
デザインが決定しましたら本格的な制作に入ります。
日本でトップクラスの技術を持つ職人さんが、お客様の為だけに心を込めて創り上げます。